読書：「感情の整理ができる女（ひと）は、うまくいく」（有川真由美著）

PHP研究所から出版されている、「感情の整理ができる女（ひと）は、うまくいく」（有川真由美著）を読んで、「考え方の変換」をすることに意識を向けるようになってきたと思います。

繰り返し読む、大変好きな本の一つになりました。

幼少期から抱えてきたイライラしやすい性格、そしてそのせいで心身のトラブルを抱えてきたのが、これを読むことで気持ちを意図的に落ち着かせることができるようになったからです。

特に心に残っているのは、マイナスの感情を乗り越えるために、「他人と自分を比較しない」ということがカギになるということです。

人間には、様々なマイナスの感情を持っています。時にはそれがパワーになり効果を上げることもありますが、私はそれに押しつぶされてしまっていました。

誰もが持っているマイナスの感情は、恨みの感情も、気持ちの奥底にある寂しさも、すべては自分と他人を比較して執着することから起因していたのです。

あの人はあんなに幸せそうなのに…とか、あんなにあの人のために動いてやったのに…とか、人ありきで考えるのではなく、自分ができることに注目すること、自分の幸せを考えていくことが今の私にとって最も足りないことだったということに気付くことができました。

私にとってはこれがとても腑に落ちることで、それを知って以来自分を大切にすることができるようになりました。むやみにイライラしたり落ち込むことも少なくなってきたと思います。

自分は不幸だ、人は私をわかってくれない、私は一人だ…と思い悩む方に適した一冊だと思います。