読書:絵本「ちりんのすず」やなせたかし 悲しいお話だけど心に残る
読書:絵本「ちりんのすず」やなせたかし
やなせたかし先生の絵本の一つです。
私はもともとやなせたかし先生が大好きで、絵本はほとんど読みました。
やさしいライオンも感動して泣きましたが、ちりんのすずは特に胸に来るものがあります、。
好きな理由は大人が考えさせられる内容だからです。
テレビニュースや、サスペンスドラマなどの世界が、羊のちりんが主役の子供向けの話です。子供が読んだ時にどう感じるかな?でも、子供の頃から読むからこそ、学ぶ事があるのか?色々考えさせられました。
とても悲しい話です。
ちりんはオオカミのウォーに母親を殺されてしまいました。
ちりんはオオカミのウォーの弟子入りをして、可愛らしかった顔も日に日に恐い顔つきになり、昔の姿はどこへ行ってしまったのか、ちりんはどんどん姿もオオカミになっていきました。
私はどうなっちゃうんだろう?
ちりんは淋しさを紛らわせたくて、強くなろうとしているのか?そう考えていました。しかし、その考えは全然違いました。
ちりんはウォーに復讐する為にウォーに近づき弟子入りをしたのでした。そして、その日が来ました。ちりんはウォーを崖から突き落としました。
ちりんは達成感を味わえると思ったけど、ちりんの中に残ったのは、虚しさしかなかった。私は読み終えた後、とても悲しくて絵本とはいえその後ちりんはどんな気持ちで生きていくのかとか、考えてしまいました。
本当に、本当に悲しくて切ないお話でした。