アラフォーママの好きなものブログ

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自分は生かされてると感じられる本:山田悠介の「スイッチを押すとき」

自分は生かされてると感じられる本

 

山田悠介の「スイッチを押すとき」。

 

この本を好きな理由は、生き方に

ついて考えることが出来るからです。

人によって幸せの感じ方は違いますが、

私は『いつも通り生活できている』と

いうことが一番の幸せなんだと思っています。

 

こんなこと普段の生活では考えない

ことだし、生きている以上、欲が

出るのは普通の事だと思います。

 

だけど、人間何があれば一番幸せなのか・・・

 

それはやはり生きていくために

必要な生活環境が整っているか

どうかだと思います。

 

この本の中で生きている子供達は、

自分の命をいつでも自分の意思で

ストップできるスイッチを渡され、

ストレスがかかる牢獄のような

ところに閉じ込められ生活しています。

 

人間が自殺する意図を探るべく、

子供たちを通して人間実験されて

いるのです。

 

24時間監視下の元生活している

なんて生きた心地がしないと思うのに、

その中でも小さな幸せを感じながら

生き延びている姿にとても心を

打たれました。

 

親と一緒に寝ること、

話すこと、

美味しいご飯を食べられること、

友達と遊ぶこと・・・

 

日常に溢れる当たり前のことを

当たり前に出来ないのにどうして

生き続けるのか。

 

この本を読んでいると、本当に

自分から命を絶たなければなら

ないのか、生活を変えていく

方法はないのか、これらの

ことを考えずに入られません。

 

今自分の生活は辛いかもしれない

けれど、当たり前のことを当たり

前にできる生活はとても幸せで

有難いことなんだと改めて再認識

することが出来る、心が洗われる

ような内容になっています。