読書感想:水野敬也著書「夢をかなえるゾウ」
とにかく笑えて最後に泣ける
水野敬也さん著書の「夢をかなえるゾウ」。
高校生の時に、新聞の広告を見て興味を持って購入して読みました。
この本が好きな理由は、物語かと思っていたら自己啓発本でもあり、今までの常識が覆るくらい笑いながら学べ、最後は泣ける一冊です。
特に好きなのはキャラクターです。自己中心的なのに、憎めなくて、好きになる。
笑えるのに、書いてある一文一文が心に問いかけているようで、本当に自分が主人公と同じ悩みを考えているように思います。
今は、元気を出したいときや、挑戦したいことがあるけれど一歩進むのに躊躇している時などに開いて読みます。
最後に泣けるのが、とても意外でした。はじめて読んだ時はボロボロ泣きました。
それは別れのシーンに感動したこともありますが、別れる前に主人公にかけたセリフが自分に言われているようだったからです。
どんなことも経験になって、それを味わえる為にこの世界を作ったという旨のセリフで、努力をしなくてはいけない、と気張っていた気持ちが凄く楽になりました。
どんな自分でも好きでありたいし、ほんの少しのことから「行動」したい。
そう思わせてくれる本でした。
この本を読み返すたび、入ってくるセリフなどが違って見えて、いつも前を向いて進めるような力をくれる。
そんな明るくて泣ける本です。